リフォームで起きがちな失敗とは?場所ごとにそれぞれ解説!
まるで新しい家に住み替えをしたような気分になれるリフォーム。自分の理想の家に住めると心躍る工事になるはずが、リフォームを失敗してしまい後悔している方は少なくありません。リフォームで失敗しないためにも、リフォームで起きがちな失敗を事前にチェックしておきましょう。
リビングのリフォーム失敗例と予防策
リフォームの中でも最も改修される部分と言えばリビングです。そんなリビングのリフォームで起きる失敗例と、予防策についてまずは解説します。
リビングの失敗で意外と多いのが、リビング階段を取り付けたことによる空間の狭さです。リビング階段は家族とのコミュニケーションを取るために便利な設備ではありますが、リビングの広さや設置場所によっては部屋を圧迫してしまい、空間が狭く感じてしまいます。せっかくのリビングが居心地の悪い空間にならないよう、リビング階段は避ける、または圧迫感を与えないような配置にすることがポイントです。
次に多いのが窓の設置に関するトラブルです。明るい部屋にするために窓を大きめサイズにしたいと望む方は多いですが、窓を大きくしすぎると外側からも見えやすくなってしまい、プライバシーが無くなります。窓の設置個所によっては外から丸見えになりますので、大きければ良いというものではありません。
また日当たりだけを考えて窓を南側に設置してしまうと、部屋の温度が暑くなりすぎて夏場に苦労する可能性があります。南側に設置する場合は窓本体を断熱仕様にするなど工夫することが大切です。
キッチンのリフォーム失敗例と予防策
キッチンもリフォームで失敗しやすい箇所ですので、事前に失敗例と予防策をチェックしておきましょう。キッチンで最も多い失敗が、床材の選び方です。キッチンは水がこぼれたり汚れてしまうことが多いため、ある程度耐水性や汚れに強い素材でないとすぐに傷んでしまいます。
デザイン性のみで選んでしまった結果、床が傷んで使い物にならなくなってしまったというケースや、反対にタイル張りにした結果、油で滑りやすくなってしまうというケースがありますので、床材は滑りにくく水や汚れに強い素材を選びましょう。またキッチンの形やシンクサイズも注意が必要です。
キッチンレイアウトを間違えてしまった結果、実用性に乏しく使い勝手が悪くなったと後悔するケースが多いため、キッチンは実際に使ったときのことを考えてレイアウトしましょう。キッチンのタイプももちろんですが、シンクサイズが大きすぎて調理スペースが狭くなってしまうという失敗もありますので、バランスよくリフォーム計画を練ることが大切です。
寝室のリフォーム失敗例と予防策
より良い睡眠を取るためにも心地良い空間作りが欠かせない寝室ですが、こちらもリフォームで失敗してしまうケースが少なくありません。特に多いのがリビングと隣接して作ってしまったというケースです。リビングで夜遅くまでテレビを見ている家族がいる場合、その音は寝室まで筒抜けになります。
家族全員の生活時間帯が違う場合は特に、リビングと寝室は極力隣り合わない方がいいでしょう。また、窓を作る位置も重要です。東側に設置すると朝に光を取り込みやすいので、朝に眩しい光で起きたくない方は東側の設置を避けたり、カーテンを上手に活用すると良いでしょう。
浴室のリフォーム失敗例と予防策
浴室リフォームを失敗しないために最も重要なポイントは、素材選びです。お風呂場はその性質上どうしてもカビやすいため、素材選びを間違えて1年中カビと格闘する空間が出来上がってしまったと嘆いている方は少なくありません。タイルなど水をはじきやすい素材を利用するほか、湿気がたまらないように換気扇や窓を設置することで通気性を良くする工夫をするのも予防策です。
また、こまめに水垢対策やカビ対策を行うことも重要なポイント。カビや水垢は放置すると見た目が汚いだけではなく、家のダメージに繋がりますので、リフォーム後もしっかりと自宅メンテナンスをしましょう。
子ども部屋のリフォーム失敗例と予防策
最後に、子ども部屋のリフォーム失敗例と予防策について解説します。子ども部屋リフォームで最も多いのが、床材や壁材の選択ミスです。お子様がまだ小さい場合は特に飛び跳ねることも多く、騒音問題や家へのダメージに繋がることが少なくありません。子ども部屋に利用する床材や耐久性に優れた素材を利用する他、子どもが多少暴れても差し支えないように遮音性に優れた素材を利用すると、騒音トラブルのリスクを減らせるでしょう。
また、子ども部屋だからと可愛らしい壁紙を張るのもおすすめしません。子供の成長は早く、キャラクターものなど子供っぽいデザインは将来的にお子さんが嫌がる可能性が高いです。壁紙を張り替えるのにもお金がかかりますので、最初からシンプルなデザインにしておいた方が無難でしょう。
リフォームはつい夢が膨らみがちですが、実際住んでみると不都合が出てくることも少なくありません。失敗したと嘆くことにならないように、失敗しやすい部分を事前にチェックしたうえで、リフォーム計画を立てることが大切です。