悪質なリフォーム業者の手口を確認!騙されないためにできることとは?
家のリフォームを考えているけど、悪質な業者に騙されてお金を無駄にしたくない。でもどんな業者が悪質で、どんな業者が信頼できるのか見分け方がわからない。今回はそんな悩みを抱えている方に見てほしい、悪質なリフォーム業者の手口や見分け方を、信頼できる業者を選ぶための注意点もあわせてご紹介します。
悪質なリフォーム業者の手口を確認しよう!
まず、悪質なリフォーム業者はどんな手口を使ってくるのかを把握しておきましょう。手口のパターンを知っておけば、騙されるのを事前に防ぐことができます。悪質なリフォームの手口は主に3パターンです。
1つ目は、「不安を煽って契約を結ばせようとするパターン」です。たとえば、外壁や屋根などに欠陥があり、このまま放っておくと腐ってしまうなどといったり、床下の土台にシロアリの被害が出ており、すぐに駆除しないとこのままでは家が倒れてしまうなどといったりして不安を煽るというものです。
この手口に騙されないためには、5年や10年ごとの点検をしておく、アポなしの無料点検業者は家に入れず断るなど、普段からきちんと点検して家の状態を正しく把握し、毅然とした態度で悪質リフォーム業者を寄せ付けないことが大切です。
2つ目は、「お得だと思わせて契約を結ばせようとするパターン」です。たとえば、大幅値下げをしてきたり、特別価格を提案してきたりするというものです。
リフォームにお得というものはまずありません。この手口に騙されないようにするには、リフォームの相場を知っておく、その場ですぐに契約しないなど、すぐに信用せずに疑ってみることが大切です。
3つ目は、「強引に契約を結ばせようとするパターン」です。たとえば、業者の人が長居して帰らなかったり、1つ工事を依頼したら、他の箇所も何かと理由をつけて工事し始めたりするというもので、高齢の方がとくに狙われる可能性が高い手口です。
騙されないようにするためには、むやみに人を家にあげない、工事の内容を記載した契約書を文書で残しておくなど、毅然とした態度で接することと、証拠を残しておいて契約違反があればはっきりいうことが大切です。
悪質なリフォーム業者の見分け方!
次に、こんなことをしてきたら悪質リフォーム業者の可能性が高いというような特徴を見ていきましょう。
1つ目は、「その場で契約させようとする」という特徴です。悪質リフォーム業者は冷静になって考えられたらおかしいと思われるところがたくさんあるため、気づかれる前にとにかく契約を急ぐ傾向があります。今日だけの特別価格などの言葉や勢いに流されてしまわないようにしましょう。
2つ目は、「文書での契約をかわすことを渋る」という特徴です。なぜ文書の契約を渋るかというと、先ほど紹介した悪質リフォーム業者の手口の1つに、無許可で追加の工事を行うというものがありましたが、文書で契約をしてしまうことでこの手口が使えなくなるからです。
契約の内容が書面で証拠として残っているということは、悪質リフォーム業者にとっては都合が悪いものです。文書での契約に対して渋るような態度を取ってきたら、注意が必要です。
3つ目は、「詳細な見積もりを出してくれない」という特徴です。工事の合計金額しか書いていないような見積もりを出してくる業者だったら、注意が必要です。一般的な見積もりは、単位・単価・使用する量・商品の品番などが細かく書かれているものです。リフォームを検討する場合は、必ず数社に見積もり依頼をしましょう。
信頼できるリフォーム業者を選ぶためには?
それでは、信頼できるリフォーム業者はどのように選べばいいのでしょうか。注意すべき点を3つご紹介します。
1つ目は、「資格や許認可があるか」という点です。500万円以下のリフォームであれば、資格や国からの許認可がなくても行うことができるので、無認可でリフォーム業を行なっている会社もあります。信頼できるリフォーム業者かどうかを判断する基準の一つとして、資格や許認可があるかHPなどで確認してみましょう。
2つ目は、「自社で施工しているか」という点です。業者の中には、営業だけして施工は下請けの会社に丸投げしているというところもあります。
自社で施工していないと、アフターサービスがしっかりしていなかったり、アクシデントに対応できなかったりとトラブルのもとになります。また、下請けの会社に依頼する分、費用が割高になってしまうという場合もあり、その点からも施工まで自社で行なっているところがよいと考えられます。
3つ目は、「会社に行って担当者と直接話してみる」ことです。その際、挨拶・説明のわかりやすさ・人柄・会社の雰囲気などに注目しましょう。直接会って相性を確かめることが、最終的には大切だといえます。契約するまでに2,3回は打ち合わせをし、契約を結ぶ際は一人よりも同行者を連れて行くことをおすすめします。
いかがでしたか。悪質リフォーム業者に騙されないためには、正しい知識を持つことや、すぐに信用して契約しないことが大切であることがわかりました。また、おかしいなと少しでも思ったらきちんと断ることも大事だといえます。悪質な業者には気をつけて、良質なリフォームを行なってくれる業者を選ぶようにしましょう。