リフォームでできる暑さ・寒さ対策！家のお悩みをリフォームで解決しよう！

暑さ・寒さ対策のリフォームをしておくと、住空間がいっそう快適になるうえに、省エネ生活で光熱費の節約ができます。また、酷暑や冷え込みを避けることは、高齢者や小さな子どもの健康にとって大切です。ここではお手軽な方法を含め、最新のリフォーム事情を紹介するので参考にしてください。

暑さ対策するなら風通しと遮熱性に注目！

暑さ対策というと、エアコンの冷気が失われないように、家全体の断熱性を高めることを思い浮かべるかもしれませんが、他にもさまざまな対策があることはご存知でしたか？夏場に室内にこもる熱は、老人や子どもなど体力の弱い人にとって、熱中症や脱水を引き起こす原因にもなります。

さらに、暑くてジメジメした環境は、汗汚れによる臭い、害虫の発生、家具や床壁等の老朽化にもつながります。家の暑さで悩んでいる場合は、いくつかのリフォームでその根本から解決できる可能性があるようです。

■風通しの改善はもっともエコなリフォーム

もっともエコな暑さ対策として、風通しの改善が挙げられます。家全体に空気の流れを作ると、室内に熱がこもりにくくなり、エアコンに頼らず過ごせる日が増えます。また、冷房をつけるとしてもリビングなどのメインの生活空間に限定できるので、光熱費の節約にもつながりやすいエコなリフォームです。

風通し改善で代表的なものは、玄関網戸や通風機能つきの扉です。防犯性能を下げることなくマンションなどにも設置でき、害虫の侵入も防げるため、お手軽なリフォームとして、とても人気があります。

■遮熱性を高めて暑さ対策

「遮熱（しゃねつ）」という言葉は、あまり聞きなれないかも知れません。これはリフォームにおいて、主に「太陽の光を遮って温度上昇を抑える」ことを目的とした考え方です。暑さ対策に関しては、単純に熱の出入りを減らす「断熱」よりも、「遮熱」に注目したほうが、手軽に大きな効果を期待できます。

窓ガラスに貼るだけの遮熱フィルムや遮熱機能付きのカーテンなら、ホームセンターなどで売っているので、業者に頼まず自分でも設置できる点も魅力です。また、遮熱リフォームは太陽光を防ぐ過程で、同時に紫外線をカットすることにもなります。お肌の健康維持や大切な家具類の日焼け防止にも役立つので、かなりお得な暑さ対策といえるでしょう。

■遮熱ならシェードやオーニング設置がオススメ

遮熱フィルムはお手軽ですが、窓の風合いが変わる、キズや汚れが付きやすくなるといった、美観上のデメリットがないわけではありません。また、遮熱カーテンは厚めのカーテンを室内側のスペースに取り付けることになります。もしデメリットを気にするなら、他にもよい方法があります。

中でも、シェードやオーニングといった室外に設置するタイプのリフォームは、得られる効果も高いのでオススメです。シェードやオーニングは、美観的にもむしろスマートで、しかも必要なときだけ展開できるという利点があります。屋外設置なのでキズや汚れにも強く、冬場に太陽光を取り入れたいときなどは、収納しておくことができます。

寒さの原因は窓と扉にある？

家の中まで冷え込むような状況は、風邪などの病気の原因になるだけでなく、常に心臓や血管に負担をかけることになるようです。また、お年寄りのヒートショックなど命に関わる危険性もあるため、数あるリフォームの中でもできるだけ優先的に取り組みたい項目です。

寒さ対策については、室内の熱を逃さない断熱がカギになります。断熱というと家全体、天井や壁、床といった大規模な工事をイメージしがちですが、必ずしもそうとは限りません。暑さ対策と同じようにいろいろな対策があるので、ここではお手頃で代表的なものを紹介します。

■断熱で重要なのは窓ガラス

断熱を考えるとき、大きな効果が期待できるのは、窓ガラスの交換です。室内の熱は壁や床、天井などを通じて徐々に逃げてしまいますが、その割合がもっとも大きいのが、開口部である窓になります。

窓ガラスを、二重構造の断熱ガラスに交換すれば、熱や冷気の出入りを大幅に抑えられ、家の断熱性能がぐっと上がることになります。また、二重ガラスは結露対策としても優れているので、一石二鳥のリフォーム案となるでしょう。

■扉の交換で寒さ対策

玄関や各部屋の扉を断熱性能の高いものへ交換するのも、寒さ対策では効果的です。窓と同様に、扉部分は家や部屋の開口部にあたるので、断熱への影響が大きいのです。また、玄関扉などが老朽化していると、すきま風の原因にもなります。すきまテープなどで応急処置もできますが、老朽化している場合は、早めに交換を検討しましょう。

リフォームで悩みをしっかり解決！

このように暑さ・寒さ対策のリフォームには選択肢が多く、あまり大がかりなリフォーム工事をしなくても、かなりの効果が期待できるものがたくさんあります。冷房や暖房にかかる光熱費が抑えられることで、長期的に見れば節約効果が見込める場合が多いので、費用対効果においてもコストパフォーマンスのよいテーマになります。

極端な暑さ・寒さは、体力のない人に想像以上の負担をかけてしまうので、お年寄りや赤ちゃんのいる家庭では、最優先の項目ともいえるでしょう。

■DIY感覚でできるリフォームもある

記事内で紹介してきたリフォーム案には、自分でできるものも含まれています。低予算で取り掛かれるので、日曜大工が好きな人はチャレンジする価値があります。

■業者に頼めば仕上がりもバッチリ

仕上がりのよさや美観、耐久性を気にするなら、リフォーム業者へ依頼することがおすすめです。住んでいる地域の気候条件などをよく把握している経験豊富な業者なら、あなたの家に最適なリフォームプランをいくつか提案してくれることでしょう。

■大規模なリフォームは効果を見てから

暑さ・寒さ対策をリフォーム業者にお願いした場合、中程度までのリフォームで、かなりの効果が実感できるはずです。床材や壁材の交換、または天井などの断熱工事といった大規模なものは、いったん効果を確かめてから検討すれば充分でしょう。

リフォームによる暑さ・寒さ対策は、家の快適度を高めるだけでなく、エコな暮らしで光熱費の節約にもつながります。お手頃なものだけでも、かなりたくさんの選択肢があるので、逆に迷ってしまう人もいるかもしれませんね。そんなときは、とりあえず信頼と実績のある業者に相談してみるのもよいでしょう。予算を伝えれば、住んでいる地域の気象条件、ご自宅の立地や構造に合わせ、的確なリフォーム案を出してくれます。