リフォームでビルトインコンロの交換!費用や注意点とは
住宅の購入から年数が経ち、そろそろビルトインコンロの交換を検討しているという方もいるでしょう。しかし、ビルトインコンロは頻繁に交換するものではないため、交換にかかる費用や交換方法がわからず不安に感じている方もいるのではないでしょうか。そこで、今回はビルトインコンロをリフォームするときの費用や注意点について解説します。
ビルトインコンロの形式と種類
ビルトインコンロの交換を考える前に、そもそもコンロにはどのような種類があるのが確認しておきましょう。
コンロは3種類に大別でき「カセットコンロ」「ガスコンロ」「ビルトインコンロ」が挙げられます。
ガスコンロは、テーブルコンロとも呼ばれます。最も安価で手に入れやすいのが、カセットコンロでしょう。カセットコンロはカセットボンベと呼ばれる小型の燃料を器具にセットして火をおこします。持ち運びしやすく、キャンプ用品や家の中で鍋をするときなどによく用いられます。
テーブルコンロはグリルと操作部分が一体になったコンロのことで、コンロ台にテーブルコンロを乗せてガス栓を繋ぐだけで簡単に利用できます。ビルトインコンロよりも安く導入できるため、学生・単身用の賃貸物件に導入されているケースが多いです。
なお、新築一戸建てやマンションなどにあるシステムキッチンに導入されているのがビルトインコンロです。システムキッチンに埋め込まれているタイプのため、見た目がすっきりとして高級感のある雰囲気になります。
テーブルコンロとビルトインコンロの違いは、ワークトップがフラットになるかどうかです。また、ビルトインコンロはキッチンにコンロが埋め込まれているため、隙間がなくなり掃除の手間がかからないのも特徴です。さらに、ビルトインコンロには「ガスコンロ」と「IHヒーター」の二つの形式があります。
ビルトインコンロの費用相場と交換方法
昨今、DIYが流行しており、自分で自宅のリフォームを行うケースが増えています。しかし、ビルトインコンロの交換は特別な資格がないと施工できません。そのため、業者に依頼するのが一般的です。コンロを交換する場合、まずは施工業者に問い合わせるところから始めます。
そして、施工業者が自宅を下見し、依頼者の要望と自宅に合うコンロが提案されます。予算や見た目、機能などから要望に合う製品を選び、具体的な交換内容を決定しましょう。そのあと、工事日を決定し、交換作業が行われます。
工事自体にかかる時間は最短1時間程度で1日かかることはありません。また、どのようなビルトインコンロを選ぶかにもよりますが、商品代と交換代を合わせて14~31万円が相場となっています。
ビルトインコンロの選び方
一口にビルトインコンロといってもさまざまな種類があります。ビルトインコンロは生活の快適さに関係する大切な重要な設備のため、ポイントを押さえて慎重に選びましょう。最初にガスまたはIHのどちらにするかを悩む方が多いでしょう。ガスコンロはフライパンや鍋の種類を限定されない、食品を炙れるといったメリットがあります。一方、IHは火災のリスクが低い、掃除が簡単といった魅力があるのも事実です。
ただ、どちらにもデメリットがあるため、ライフスタイルに合うものを選びましょう。また、コンロのサイズについては、60cmまたは70cmから選べます。現在のコンロから交換する場合、すでに導入されているビルトインコンロと同じサイズにするのが一般的なので、事前にサイズを測っておきましょう。
さらに、トッププレート部分に使用している素材にも違いがあります。ガラス・ホーロー・ガラスコート・ステンレスの4種類があり、見た目や価格、衝撃の強さなどに違いがあります。ビルトインコンロ選びのポイントを押さえて、暮らしに合う製品を選ぶのがポイントです。
交換・設置時の注意点とは
ガスコンロの交換は、どこの業者に依頼するのかも慎重に検討しましょう。ガスコンロの交換はコンロを製造している大手メーカーに依頼する選択肢があります。ガスコンロの製品代と工事費がセットになっているケースが多いですが、総額は高くなりがちです。価格を抑えたい場合は、ホームセンターや家電量販店に依頼するとよいでしょう。製品代を安く購入できる場合があります。
そのほか、インターネットで製品を購入し、交換だけを専門の業者に依頼する選択肢もあります。ただし、どこの業者に依頼する場合であっても、アフターフォローをチェックしておくことが重要です。信頼できる業者であっても、ミスが発生しないとは言い切れません。製品自体に不具合がある場合もあるでしょう。万一のトラブルの際にしっかりとサポートしてくれる業者に依頼しておくと、安心して施工を任せられます。
まとめ
システムキッチンに導入されているビルトインコンロを交換する場合、慎重にコンロ選びを行いましょう。ビルトインコンロといってもさまざまな種類があり、IHかガスか、トッププレートの素材は何にするのかなどによって使い勝手が変わります。なお、ビルトインコンロの交換を業者に依頼する際は、費用に注目するだけでなく、アフターフォローもチェックしておきましょう。