中古住宅のリフォーム計画！そのままだと高くなるかも！？

千葉市で中古住宅のリフォームを検討している人に、今回の記事はおすすめです。中古住宅は新築の住宅と比較して、あちらこちらに損傷が発生している可能性があります。そのため、リフォーム費用のみならず修繕費用もかかってしまいます。そのようなトラブルをできるだけ事前に回避する方法も紹介します。ぜひ参考にしてください。

高額になってしまう原因とは

中古住宅は、築年数が古い場合などに高額なリフォーム費用を請求される場合があります。いくつか紹介するので参考にしてください。

住宅の基本性能が低い場合

築年数の古い中古住宅は気を付けましょう。最近建てられた住宅よりも、断熱性や耐震性が劣る場合がほとんどだからです。2000年以前に建てられた建物は、耐震基準を満たしていない建物がほとんどなので、耐震工事のための追加費用を負担することになります。全体の費用が高額になることもあるので、予算に余裕を持って業者に依頼しましょう。

物件の無人期間が長い場合

物件の無人期間が長い建物は、あちらこちらが痛んでいる可能性があります。たとえば、壁紙や天井にカビが生えていたり、床が平らではなく波打っている状態になっていたりする場合があります。和室では、畳の腐敗が進行して嫌な臭いが発生することもあるでしょう。

これらは、1年程度物件の無人期間があっただけで起きてしまう可能性があります。室内の風通しが悪かったり日に当たらなかったりするだけで、追加の修繕費用がかかってしまいます。とくに、無人期間が長い部屋が複数ある場合には気を付けましょう。

住宅の外見に騙された場合

室内がリノベーションされて、綺麗だと思い安心して生活していると、雨漏り、結露、ひび割れなどが発生する場合があります。室内をリノベーションしても建物の外見はペンキを塗り直しただけの場合は、後からトラブルに見舞われる可能性があります。とくに、築年数が古い中古住宅にこのようなトラブルが多いです。その場合、修繕工事のために費用がかさむので、入居前にきちんと確認しておきましょう。

リフォームが構造上難しい場合

2×4住宅の場合は、リフォームが難しいといわれています。2×4住宅の場合、柱や梁で支えるのではなく、壁で支える構造になっているからです。2×4住宅は2×6住宅と比較して安価かつ迅速に建築できますが、後からリフォームする場合は、かえって費用が高額になってしまいます。リフォームを前提に建築する場合は、事前に業者に相談するか、リフォームに適した工法で住宅を建てるようにしましょう。

中古住宅のリフォーム費用を安くするには

高額なリフォーム費用を請求されて後悔しないためにも、自身でできるコストカット方法を実践しましょう。

ローンを活用する

経済状況によって金利が上下するローンもあるので、数あるローンのなかから自身に合ったローンを選ぶことが大切です。無理のない返済計画を立てることが大切です。また、リフォームでも住宅減税が利用できる場合があります。減税対象なのかどうか確認しておきましょう。

住宅のメンテナンス費用を考えておく

住宅は、長期間住んでいると、自身では気が付かなかった傷や汚れが発見されることがほとんどです。外壁塗装や瓦の修理にも費用がかかってしまいます。急な出費で慌てることがないように、たとえば外壁塗装の場合、いつ、どの業者に、どの塗料で、どの場所を塗装してもらうのかを事前に考えておき、そのために必要な費用の見積書を依頼しておくと慌てずに済みます。適切なメンテナンスは、カビや藻の発生、白アリや雨漏りの発生を未然に防げます。

住宅診断を受ける

見た目だけで中古住宅を購入するのは避けましょう。購入前に住宅診断を受けることで、住宅の基本性能が低い住宅や腐敗が進行している住宅に住むリスクを減らせます。ある程度のトラブルを防げるだけでも、出費を抑えることになります。住宅診断では、専門家が住宅の劣化状況や欠陥の有無などを確認したうえで、適切なアドバイスを提案してくれます。

補助金や減税制度も活用しよう

自腹でリフォーム費用を捻出すると、多額の出費となります。国、地方公共団体、市区町村の制度を活用して賢くリフォームしましょう。

住宅リフォーム支援制度

住宅リフォームの支援制度として、工事費の一部を補助してもらえます。補助金や助成金の対象かどうかは自身で確認しておきましょう。対象は、耐震化、バリアフリー化、環境対策などです。補助金や助成金は、リフォーム費用の支払いが完了する前に申請する必要があるので、早めに市区町村の窓口に問い合わせておくとよいでしょう。

リフォーム減税制度

所得税の控除や固定資産税の減額などが受けられます。国や地方公共団体の制度を活用して賢くリフォームしましょう。不明な点は、業者に相談してみてください。

まとめ

中古住宅のリフォームをするうえで注意しなければいけないことを、いくつか紹介しました。これらのトラブルは知識があれば、未然に防げるものが多々あります。まずは、中古住宅の住宅診断を受けてみましょう。現在の状況を専門家が客観的に判断して、今後のアドバイスを提案してくれます。その際、リフォーム費用や減税制度などの相談もできるので、よい機会となるでしょう。