リフォームの打ち合わせは何回行うのが理想的?必要な準備も解説!
最近では中古の物件を購入して好みの家にリフォームする人も増えていますよね。理想の家づくりのためにも、リフォーム業者との打ち合わせは重要なものです。そこで今回は、リフォームの打ち合わせの回数の目安や打ち合わせを進める時のコツ、打ち合わせに必要な準備などをくわしく解説します。
リフォームの打ち合わせ回数の目安は?
リフォームの打ち合わせの回数は、どのようなリフォームを行うのかによって増減します。大掛かりなリフォームをするなら、リフォーム業者の担当者と話し合ったり、決めたりすることも多くなるので、必然的に打ち合わせの回数も増えます。
また、部分的に簡単なリフォームをするだけなら、打ち合わせが1回だけで済む場合もあります。一例として、今回は中古の物件を購入して全面リフォームした場合には、どれくらいの回数でどのような内容の打ち合わせになるのかを紹介します。
初回は理想の完成形や予算などを伝える
どんなリフォーム業者でも、まずはどのようなリフォームを希望しているのかのヒアリングから初回の打ち合わせは始まります。どこをリフォームしたいのか、どのような家にしたいかのイメージ、リフォームにかけられる予算などを最初に提示することで、業者側は予算内で実現可能なのか、どの程度要望をかなえることができるのかを検討します。
プランの提案と具体的な部分を詰めていく
初回の打ち合わせで聞き取った情報をもとに、2〜3回目の打ち合わせで、業者側はリフォームのプランと見積もりを作成し、提案してくれることがほとんどです。この時点で業者による現地調査も済んでいる場合が多いため、どうしても無理な部分は代替案などの打診があるでしょう。こちらの要望を伝えつつ、より理想に近いプランになるよう、業者とともに修正をかさね、具体的な部分を詰めていきます。
最終確認と決定
4〜5回目の打ち合わせではプランの最終確認をして、問題がなく納得できれば工事スタートです。すりあわせがうまくいかず、プランの変更やたくさんの修正が余儀なくされた場合は、さらに何度か打ち合わせをかさねる場合もあります。
先に大まかな部分を決めて細かい部分は後で決めよう
大掛かりなリフォームは工程も多く、最初から細かい部分まで完成形をイメージするのは難しいものです。実際に打ち合わせを始めてから「こんなことまで決めないといけないの?」と驚く人も少なくありません。
自分の理想の家を作るためには、自分で決める部分がどうしても多くなってしまいます。いちいち細かい部分で立ち止まっていてはきりがないので、先に大まかな部分を決めておいて、細かい部分はあとから決めていくのもおすすめです。
追加の工事を依頼するときは早めに!
とはいえ、追加の工事が必要な場合は早めに依頼することが大切です。着工してから追加の工事を依頼すると、その部材が手配されるのを待つために、工事自体がストップしてしまったり、大幅な工期の延長にもなりかねません。
また、洗面台や風呂、給湯器などは欠品してしまうと、なかなか手に入らず、ときには理想を断念しなければならなくなることもあります。もし、「やっぱりあの設備もつけてほしい」という要望が出てきた場合は、すぐに担当者に相談するようにしましょう。
打ち合わせ時に必要な準備と注意点
スムーズな打ち合わせのために、どのようなものを準備しておけばよいのでしょうか。また、どんな点に注意して打ち合わせにのぞめばよいのでしょうか。
打ち合わせ時に必要な準備
初回の打ち合わせまでには、どのような家にしたいのかある程度イメージできていることが理想です。イメージにもとづいた資料写真や、今の家の状態が分かる写真などを持参すると、打ち合わせもスムーズに始められます。また、なるべく具体的にイメージを伝えることで、「こんなはずではなかった」「思っていたのと違う」というトラブルを避けられます。
真実を伝える
当然ですが、リフォーム業者に見栄を張って無理をした予算を提示したりするのはNGです。リフォーム業者は困っていることを、リフォームで解決してくれる力強い味方ですので、正直に本当の予算と現状を伝えるようにしましょう。
リフォームをすることでどうなりたいかというような要望もどんどん伝えてみてください。相手もプロなので、なるべく理想に沿えるように努力してくれるはずですし、完成形のイメージを正しく共有することがリフォームの成功への近道です。
相見積もりを取る
1社にだけ話を聞いて決めてしまうのではなく、できれば複数の業者に見積もりを依頼してください。1社だけだとその業者が相場より高いのか安いのか、プランが最適なのかどうかも判断しづらいですが、複数の業者に見積もりを取ることで比較検討できます。トラブルを避けるためにも、他社に見積もりを取ってもらっていることは隠さず伝えてください。
まとめ
家のリフォームを行う時は、業者との綿密な打ち合わせが欠かせません。事前にイメージをかため、資料を持参することで有意義な打ち合わせにすることができます。また、打ち合わせの大体の流れを知っておくことで先の予定も把握しやすく、いつ何を決めないといけないのかも分かるので安心です。後悔のないリフォームにするためにも、リフォーム業者とはとことん向き合い、言いたいことを伝えられる関係を作ることが大切です。