【窓リフォーム】二重窓にするメリット・デメリットとは
千葉市でリフォームを考えている人に、今回の記事はおすすめです。北日本などの寒い地域で採用されていたリフォームを紹介します。最近では全国各地の住宅などで見られるようになった窓を二重にする方法は、断熱性と防音性に優れています。また、防犯面からも有効です。メリットとデメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
二重窓とは
北日本に住む人には馴染みがある窓ですが、最近では全国各地の住宅などでも目にする機会が増えました。現在の窓に追加で窓を設置することで、防音性と断熱性に優れているほか、防犯面の強化にも有効です。
■窓ガラスを2列配置したもの
現在の窓に追加で設置した窓のことを指します。追加で設置した窓は樹脂でできており、現在の窓から入った空気層を室内に取り入れないようにする狙いがあります。複層ガラスやペアガラスと混合されがちですが、それらとは異なるのです。
■断熱性に優れている
これまで、北日本などの冬の寒さが厳しい地域で採用されていました。冬の冷たい外気が室内に侵入することを防げるので寒さをしのげます。また、室内で暖房を点けても室内の温かい空気が外に逃げることもなく快適に過ごせます。
最近では、結露が発生しにくくカビの発生も抑制できるメリットを活かして、北日本以外の地域でもリフォームする住宅などが増加しているのです。
■防犯面の強化にも有効
通常の窓よりも防音性と断熱性に優れているほか、防犯面の強化にも有効です。空き巣被害が多発している地域に住んでいる人は、空き巣被害に遭わないために用意しておくとよいでしょう。
また、未就学児の子どもがいる家庭では、子どもが不用意に窓を開けることで、怪我や事故に巻き込まれるリスクも防げます。
二重窓にするメリット
快適な居住環境を求めている人は少なくないはずです。追加で窓を設置することで結露が発生しにくくカビの発生も抑制できるので、健康で長く暮らしたい人はリフォームを検討してみてください。
■断熱性が高い
現在の窓に追加で窓を設置することで、気密性が高まります。外気が室内に侵入するのを防げるので、冬でも快適に過ごせるのがメリットです。暖房を点けた場合、暖まった室内の温度の低下を防げるので電気代の節約にもつながります。これにより、新たな暖房器具を購入する必要がないので余計な出費を防げます。
■防音性が高い
気密性が高まります。その結果、防音性も高まるのです。現在の窓と追加で設置した窓の中間空気層をアップして、防音性を高めるのがコツです。
現在の窓と追加で設置した窓の間隔が大きくなるほど防音性は高まります。現在の窓と追加で設置した窓の間隔が狭い場合は、ふかし枠というオプションを取り付ける方法があります。
■結露が発生しにくい
現在の窓は、外気に触れて冷える窓です。追加で設置した窓は、室内の暖かい空気に触れる窓です。これにより結露が発生しにくくカビの発生も抑制できます。
気管支が弱い人やカビが発生しやすい地域に住んでいる人は、健康上の理由という観点からリフォームを検討してみてください。また、除湿器などを追加で購入する手間も省けるでしょう。
■防犯性が高い
空き巣被害に遭いにくくなります。空き巣は、住宅などに侵入するまでに時間がかかってしまうと判断した場合は侵入を諦めるそうです。これは、住宅などに侵入するまでに時間がかかった場合、誰かに発見されるリスクや通報されるリスクが高まるからです。二重窓は、空き巣被害に遭わないための抑止力として有効でしょう。
二重窓にするデメリット
通常の窓を設置する場合と比較すると、価格が高いということでしょう。気軽にリフォームできないように感じますが、まずは住宅の一室だけ採用するというように柔軟性を持ってリフォームしてみることをおすすめします。
■価格が高い
キッチンや浴室などの小さいサイズの窓をリフォームする場合、数万円~十数万円の価格が相場です。ベランダや庭に続く大きいサイズの窓をリフォームする場合、小さいサイズの窓をリフォームする場合と比較して約3倍の価格となります。
住宅の構造や条件により追加費用が発生する可能性があるので、予算に余裕があるときに二重窓のリフォームを検討することをおすすめします。住宅に設置されているすべての窓をリフォームするのではなく、予算の範囲内でリフォームする窓を決めていくとよいでしょう。
■気軽に換気ができない
室内の換気が速やかにできないのも、二重窓のデメリットといえます。急いで換気する必要があるときは、やや不便を感じることがあるでしょう。
■掃除が大変
2枚の窓を掃除することになるので、今までと比較すると労力と時間が2倍になります。また、外側にテラスなどの安全な場所がない場合は、安全上の理由から掃除が不可能になることもあります。
今回紹介したリフォームは価格が高いことがデメリットとして挙げられますが、一度採用すると、暖房器具や除湿器などを追加購入する手間が省けるでしょう。また、未就学児の子どもがいる家庭では、防音性に優れた住宅に住むことで、騒音による近所トラブルなども未然に防げます。長期的に見るとメリットが大きいので、ぜひ前向きに検討してみてください。