梅雨の時期こそ内装リフォームがおすすめ?その理由とは
梅雨の時期は雨が降る日が続くため、外装塗装など家の外側の工事にはあまり向いていないといえます。外壁が濡れていると壁の補修や塗り直しが上手くいかず、仕上がりに支障をきたす可能性があるからです。ただ、内装のリフォームに関しては天気の影響をうけないため、むしろ梅雨の時期がおすすめ。今回はその理由を掘り下げていきます。
梅雨の時期こそ内装リフォームがおすすめである理由
天気が悪い日が続く梅雨の時期は、リフォームを避けたほうが無難と考えるかもしれません。しかし、実は内装リフォームにおすすめの時期でもあるのです。梅雨が明けると一気に気温が上昇し、そこから暑い日が続きます。
真夏を快適に過ごすために、梅雨のうちにリフォームしておくのもひとつの方法です。天井や壁紙を張り替える、和室を洋室に変える、水回りをきれいにするなど、内装のリフォームであれば天気に左右されることはありません。
また、子どもがいる家庭では、夏になると夏休みが始まって家族が家にいる時間が増えます。その時期と工事が被ってしまうと、お互い何かと気を遣うことも増えるでしょう。そのため、梅雨のうちに内装をリフォームしておくことがおすすめなのです。
■人気のない時期だからこそお得な面もある
内装のリフォームは天気が悪くても進められますが、梅雨は工事全般が避けられがちな時期です。しかし、だからこそ梅雨にリフォームを依頼するとお得なことがあるのです。それは、工事があまり入っていないことから腕のよい職人や人員の確保が容易な点です。
多くの人がリフォームを依頼する時期に自分たちのリフォームが被ると、人手不足なことから人員の確保が難しくなる傾向があります。
つまり、早めに終わらせたいのにスケジュール調整がうまくいかなかったり、優秀な職人に施工してもらえなかったりするといったデメリットにつながるのです。
ハウスメーカーや工務店を代表するような人気職人だと、予約が埋まっていてなかなか工事に着手できないことが考えられます。そこで、リフォームする人が少ない梅雨の時期が狙い目です。
外壁塗装などのリフォームは避けるべき?
外壁塗装など家の外側をリフォームする際は、梅雨時期を避けることが推奨されています。外壁塗装工事を進めるうえで、とても重要な工程は塗料の乾燥です。外壁の汚れや剥がれを高圧洗浄などによって落とし、ここで一度完全に乾かします。
そして、下地処理や養生を施した後、塗料を3回に分けて塗っていきます。使う塗料によって乾燥にかかる時間は異なりますが、基本的には丸1日かかると思ってよいでしょう。
完全に乾燥していないうちに塗料を重ねてしまうと、仕上がりが汚くなったり塗料が剥がれやすくなったりしてしまいます。また、湿度が高い日も外壁塗装には向いていません。
■避けるべき明確な理由とは
塗料は水に弱い性質をもっています。そのため、充分な乾燥時間を確保しても雨が降ったり湿度が極端に高かったりした場合、せっかく塗った塗料が剥がれたり、乾燥していない状態で塗料の上塗りに進み、仕上がった際の見た目が悪くなったりするといった状況につながってしまいます。
本来は10年以上もつはずの塗料が数年で劣化するなど、外壁塗装をした意味がなくなってしまうため注意してください。
■必要に応じて梅雨時期のリフォームも対応可能
外壁塗装工事は、春や秋に行われるのが一般的です。ただし、梅雨だからといって、毎日雨が降るわけではありません。外壁塗装工事は10~14日ほどのスケジュールを組んで行われますが、延期してもよいというのであれば梅雨時期のリフォームにも対応してもらえるケースもあります。
むしろ閑散期にあたるため、受注を喜んでくれる業者もいるでしょう。双方のスケジュール調整がうまくいけば、梅雨時期に長めの工期を予定して外壁のリフォームも可能です。通常より費用を節約できる可能性もあるため、検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、安いからという理由だけで選ぶと結果的に損する可能性もあるので、業者選びにはより一層注意が必要です。
親身になって話を聞いてくれるか、梅雨時期だからこそどのような点に気をつけながら作業を進めるかなど、依頼者に寄り添って仕事を進めてくれる業者を見つけてください。
すぐに対処すべきものは時期関係なし!
外壁塗装は梅雨時期に行わないほうがよいものの、大きく剥がれた部分がある、雨漏りしているなど早急に対処すべき状況なら、梅雨明けまで待っている必要はありません。すぐに連絡して補修してもらいましょう。
その際は、防水面に特化している、梅雨時期のリフォームの実績が多い業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
ここでは、梅雨の時期のリフォームについてご紹介しました。水廻りや内装のリフォームであれば、天候に関係なく進められるので時期を気にする必要がありません。むしろ、防カビ・防湿などを重視したリフォームを行い、夏を快適に乗り切ることにつなげられるでしょう。外壁塗装用の塗料は雨や湿気に弱くあまりおすすめできませんが、不可能ではありません。緊急を要する場合は、業者に相談してみましょう。