狭い家でもリフォームで上手に収納スペースを作ることはできる?
みなさん、収納にお悩みではありませんか。お家が狭くて新たな収納を作りたいなと考えている方もいるでしょう。今回は、壁面の収納について解説していきます。壁面に収納する場所を作ると家具などコーディネートできて、統一感を出せて、室内を魅力的にできます。壁面の収納を作るうえでのポイントや注意点について紹介していきます。
壁面収納リフォームでスッキリ片付く
壁面収納のリフォームでのポイントについてみていきましょう。
壁にピッタリサイズや統一感を出せる
質感を変えたり、一新したい方や更新するものが幅広く、色や柄をフローリングや家具に壁紙に合わせてコーディネートできます。廊下を撤去して間取りを変更し、屋根や断熱材まで新しくされる方やフルリフォーム・リノベーションまでされる方もいます。既にある壁では隙間ができますが、作り付けの壁面収納を設置すると、部屋の高さに横幅に合わせてしっかり収められます。トータルコーディネート可能です。
収納目的に合わせて機能を選べる
収納の目的は設置する部屋によって異なります。壁面収納は、棚や引き出し、デスクを併設したり、テレビ台になったりします。配線が多い場合は、まとめるために工夫するとお掃除も簡単になります。限られたスペースのなかで、可動タイプの引き出しにするなど、オプションパーツを組み合わせ便利に使用しましょう。読書する方には片づけたいときに、デスク収納型の壁面収納にするといいでしょう。
地震に強い壁面収納を選べる
構造躯体に固定させるものは、地震が来ても収納しているものが壊れる危険性が低くなります。開き戸や引き出しは耐震ロックや耐震ラッチを付けることで、収納しているものが落下するのを防ぎます。
収納の目的を決める
リビングでは共有物を収納し、家族が利用しやすいように設計しましょう。洗面所では、掃除道具や消耗品の予備など、子供部屋では、ウォークインクローゼットのように収納専用スペースがあるといいでしょう。部屋別にどんな収納にするのか、事前にイメージしておきましょう。
建物の種類
マンションか一戸建てかで変わります。リフォームのときには、施工方法が異なるので、注意しましょう。一戸建てや木造住宅では、下地への取り付け施工がしやすくなります。
マンションには、壁に穴を開けられないコンクリートの共用の壁があります。下地か木造化で施工方法が変わるので、事前に業者と話し合っておきましょう。また、コンクリートに施工できるオンボード工法が可能な壁面収納を作れる業者もいますので調べてみましょう。
壁掛けタイプの収納で省スペースに!
壁掛け収納を使ってスペースを確保しましょう。キッチンにフライパンなど、壁にひっかけるタイプの収納方法がありますが、これは意外に簡単に作れます。ホームセンターでメッシュパネルや有孔ボードをフックに引っかけて、収納を作りたいところに付けるだけでできます。
キッチンに限ったことではなく、どこにでも作れて、メッシュパネルは百均でも売っているので、比較的安価なお値段で購入できます。パネルやボードにネジを使いたくない場合は、突っ張り棒で傷をつけずに設置もできます。
いつの間にか増える服問題もウォークインクローゼットで解決
ウォークインクローゼットとは、1つの部屋に独立したタイプのクローゼットの収納です。リフォームするときには、本来の良さと便利さを活かすために、1.2坪くらいのスペースがあると良いでしょう。金額面でいうと、1つの部屋をリフォームすることになるので、状況次第で金額は大きく変わります。部屋を丸ごとリフォームするので、お値段が35万円〜49万円になります。
リフォームで収納を作る際の注意点
それでは収納を作るうえでの注意点をみていきましょう。
圧迫感を感じる
デザイン次第では壁一面が収納になり、圧迫感を感じる人もいるかもしれません。壁一面に収められるので、広く収納スペースを取れるのが良い点ですが、人によって感じ方は様々です。奥行きを調節したり、扉のデザインを工夫して調節したりするといいでしょう。
将来の模様替がやりにくい
壁の収納は、地震対策として、構造体の壁にしっかりと固定する施工をおすすめしており、通常の本棚のように模様替えを気楽にできません。将来の過ごし方をしっかり見据えておきましょう。
家具よりコストがかかる可能性
好みのデザインやオーダーメイドは、使うものが多く、大工の方に施工してもらうため、人件費がかかり、通常よりもお値段が上がる可能性があります。しかし、過ごし方や好みを入念に考え、造り上げると家族にとって素敵な空間になります。それぞれメリット・デメリットがありますが工夫により変わるので、ご安心ください。
まとめ
本記事では、収納スペースを新たに作りたいなと考えている方に役立つポイントについて解説しました。狭いお住まいでも新たに収納にする場所を作り出してくれる壁面収納について紹介してきました。統一感のあるデザインになるのは嬉しいですね。ポイントや注意点を踏まえてしっかり検討してみましょう。